本記事では同時配信の方法について比較をしていく。比較対象は定番の配信ツールであるStreamlabs、OBSと海外で広く使われているRestream.ioというサービスだ。
配信品質、必要な回線速度、料金について比較していく。
どの配信方法が一番良いか
それぞれの方法についてまとめた表を用意した。
配信品質 | 必要な回線速度 | 料金 | |
Streamlabs | 高 | 高 | 月額課金 |
Streamlabs+Restream.io | 低い | 普通 | 無料 |
OBS | 普通 | 高 | 無料 |
配信の質に関してはStreamlabsがベストだが、料金や回線速度の面で問題もある。
配信環境によってベストな方法は異なるので、それぞれの特徴を確認して欲しい。
Streamlabsで同時配信
Streamlabsを使用した場合の配信品質
Streamlabsの設定通り配信できるので画質やウィジェット等の品質は維持される。
Streamlabsを使用した場合の料金
Streamlabsで同時配信をする場合はPrimeへの加入が必要となる。月額19$、年払いで149$だ。
Streamlabsインストール後にワンタイムオファーが届くことがある。これを利用した場合は初年度99$になる。
Streamlabsを使用した場合に必要な回線速度
配信先が多いほど必要となる回線速度も増えていく。
例えばYoutubeとTwitchに『ビットレート5000Kbps』で同時配信する場合、10Mbps以上の上り速度が必要になる。配信用PCのネットワーク速度は確認しておこう。『インターネット 速度』でググればいくつもサイトが出てくるぞ。
アップロード速度が足りないと配信がカクカクしてしまうぞ。
Streamlabs + Restream.ioで同時配信
Streamlabs + Restream.ioを使用した場合の配信品質
画質が720pに制限されてしまう。ただしProfessionalプラン(41$/月)に加入することで1080pにすることは可能。
StreamTypeがカスタムストリーミングサーバーになるので、使えなくなるウィジェットがあることにも注意して欲しい。
Streamlabs + Restream.ioを使用した場合に必要な料金
基本無料で配信することができる。
Streamlabs + Restream.ioを使用した場合に必要な回線速度
必要な回線速度は節約できる。Restream.io1つにだけデータを送れば良いためだ。自宅の回線が弱い場合は大きなメリットになるだろう。
OBSで同時配信
Streamlabsを使用した場合の配信品質
配信品質は維持される。OBSの設定通りに配信した通りだ。ただし、Streamlabsのようなウィジェットはないので使えるアイテムの幅はStreamlabsに負けている。
OBSを使用した場合の料金
料金は発生しない。OBSは無料ツールなので当然だ。
OBSを使用した場合に必要な回線速度
配信先が多いほど必要となる回線速度も増えていく。これはStreamlabsを使用した時と同じだ。
OBSで同時配信をする方法は次の記事で紹介しています。
どの同時配信方法を選ぶか
回線速度があって料金も支払うことが出来るならStreamlabs
回線速度はあるけど料金を支払いたくない場合はOBS
回線速度が遅い場合はStreamlabs+Restream.io
まとめるとこのようになる。回線速度が遅い場合はStreamlabsに料金を支払った所で画質の問題は解決されない。Restream.ioを使うか、回線の強い所に配信環境を移動した方が良いだろう。
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